【必読】サイト売却の全て~成功へのステップ、法的規制、高値で売却する方法~
昨今、企業や個人のWebサイト運営者がサイト売却を行うケースが非常に多くなっています。
手軽に売却ができるため、多くのサイト管理者から注目されています
今日は、そんな昨今の大きなトレンドとなっているサイト売却について詳しく見ていきましょう。
目次
サイト売却の3つのメリット
新事業のための資金とすることができる
サイトの売却を行えば、まとまった資金を短期間で手に入れることができます。所有するサイトの価値に応じてその額は大きくなるので、場合によっては新事業を始める際の軍資金として使うことができます。
実際、売却までに培ってきたサイト運営のノウハウを元にして、さらに大きな利益を狙う経営者も少なくありません。
また逆に、現在のサイト収入が今後も維持できる保証はないと考え売却する方も一定数いらっしゃるようです。
何度も繰り返すことができる
サイト運営のノウハウを上手く活かせば、何度もサイト売却を繰り返すことも可能です。もちろん運営を0から軌道に乗せるまでそれなりの労力はかかりますが、一度運営した経験があれば、さほど難しいことではないでしょう。
さらに、少ない労力で大きな利益を生みたいのであれば、比較的安めの価格設定がされているマッチングサイトでサイトを買い取り、付加価値を高めてから、M&A仲介会社に依頼してサイト売却を行うのも一つの手と言えそうです。
運営業務から解放される
サイトで安定した収益を得るためには、コンテンツを充実させたり、ユーザーの満足度を高めていく努力を継続したりとかなりの労力が必要です。
サイト売却を行えば、運営業務も買い手側に移るケースがほとんどです。そのため、こういったストレスの多い業務から解放されます。
そこで生まれた時間を使って、これまでやりたくてもできなかった他の事業に注力するといった方も珍しくありません。

経営者をやめる3つの方法【おすすめの方法とその理...
「会社をやめたい」 経営者であれば、多くの方が一度は考えたことがあるでしょう。 ただ、会社勤めをしている方と違って、経営者は心理的にも物理的にも背負っているものが多く、心では思っていてもなかなか現実的に深く考える機会はな…
ウェブサイト売却の販売価格:一般的な相場と影響要因
ウェブサイトの売却価格は、そのサイトの内容や性質によって数十万円から数千万円、そして数十億円にも達することがあります。そのため、「サイト売却の一般的な相場とは?」と一言で言うのは難しいのが現状です。
ジャンルによる価格差はない:収益力が鍵
「サイトのジャンル」によって価格が変わるわけではありません。それどころか、売却価格を左右する最大の要素はそのサイトが収益を生み出す可能性です。つまり、アクセス数やページビュー(PV)が多く、高い収益力を持つサイトは、ジャンルにかかわらず高額で売却することが可能です。
サイト売却価格の一般的な計算方法
サイト売却の価格を見積もる一つの指標となる式は以下の通りです:
(売却金額)=(直近半年の平均月間利益)×18~24
ただし、この計算式が全てを決定するわけではありません。メルマガの会員数、販売商品の魅力、検索順位、デザインなどの要素も価格を左右します。
ジャンル別の売却価格計算方法
収益が期待できる主要なウェブサイトのジャンルとして、
- アフィリエイトサイト
- アドセンスサイト
- ECサイト
があります。以下では、それぞれのジャンルについて詳しく説明します。
アフィリエイトサイト/アドセンスサイト
アフィリエイトサイトやアドセンスサイトの売却価格は、収益を生み出す手法によります。
例えば、自ら作成したサイトにリンクを貼る行為を自演リンクといいます。この手法をとるサイトは「ブラックハット」と呼ばれます。逆に、リンクを貼っていないサイトは「ホワイトハット」と呼ばれます。
ブラックハットとホワイトハットでは売却価格に大きな差があります。ブラックハットはリスクが高いため、売却価格は平均月間利益の半年から1年分となります。一方、ホワイトハットはリスクが低いため、売却価格は平均月間利益の2~3年分となります。
ECサイト
ECサイトの売却には顧客対応や仕入れなどが関わるため、アフィリエイトサイトやアドセンスサイトに比べ成約するのが難しい場合があります。相場としては、平均月間利益の1~2年分が売却価格となります。
ウェブサイトの高価売却を可能にする3つの要素
ウェブサイトの売却額を最大化するためには、以下の3つの要素に注目すると良いでしょう。
- 高収益なコンテンツを提供する
- 大量のページビュー(PV)を獲得する
- 信頼性の高いプラットフォームを利用して売却する
高収益なコンテンツを提供する
収益性の高いコンテンツは、ウェブサイトの売却価格を引き上げる重要な要素となります。なぜなら、高収益なコンテンツは購入者にとって早期の投資回収や短期間での利益獲得が期待できるからです。
高収益なコンテンツの一例として、アフィリエイトサイトが挙げられます。また、サイト内でインターネット広告を配信するアドネットワークも収益性が高いと評価されます。
さらに、広告スペースを設けたり、特定の商品やサービスを販売することも、高収益性を示す要素となります。加えて、メールマガジンなどの会員登録機能があると、購入者はマーケティング労力を削減できるため、このような機能を持つサイトは高く評価されます。
大量のページビュー(PV)を獲得する
多くのページビュー(PV)を獲得するサイトは、広告の露出が高まるため、購入者にとって魅力的です。
PV数を増加させるためには、訪問者の数やコンテンツの質に重点を置くことが必要です。サイトデザインや設定を調整するだけでも、PV数の向上につながることがあります。
信頼性の高いプラットフォームを利用して売却する
売却プラットフォームには、売り手にとって不利な仕様やリスクが多いものも存在します。そのため、信頼できるプラットフォームを選ぶことが、有利な売却条件を確保するために重要となります。
当社が運営するM&Aナビは、売り手様は完全無料で使用でき、多数のウェブサイト売却案件が掲載されています。ぜひご登録をご検討ください。

非公開: 【2023年版】M&A・事業承継のおすす...
最近は会社や経営者に限らず、個人によるM&Aも広まってきています。 それに比例する形で近年急激に増加しているのが事業承継・M&Aマッチングサイトです。 今回はそんなM&A・事業承継マッチング…
ウェブサイト売買の基本的なステップ
ウェブサイトの売却手続きは一般的なM&A(企業買収)や事業売却の手続きと基本的には変わりません。
詳しい手続きについては以下の記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください。

【事例あり】M&Aとは?M&Aの仕組みや手...
M&A(エムアンドエー)とは、”Mergers and Acquisitions”の頭文字を取った略語です。 日本語に直すと合併と買収です。 近年の日本では、後継者不足の中小企業の増加が社会問題となっており、そ…
ウェブサイトの売買には多くのステップが必要で、これらを理解しておくことで、売買プロセスをスムーズに進めることができます。以下に、その主要なプロセスを詳細に説明します。
サイト評価と価格設定
売買の最初のステップは、ウェブサイトの評価と価格設定です。
ここでは、サイトの収益性、利益マージン、訪問者数(トラフィック)などの要素を考慮し、適切な販売価格を設定します。
さらに、競合他社の価格、市場状況なども考慮することが求められます。価格設定は売買の成否を左右する重要なステップですので、細心の注意を払う必要があります。
売り出し
次に、ウェブサイトを売り出します。
これは、売買の目的を広く伝え、多くの潜在的な買い手にアピールするためのステップです。
強力な販売戦略を策定し、広告やマーケティングを活用してウェブサイトを魅力的にプレゼンテーションすることが重要です。
買い手との交渉
買い手からの問い合わせやオファーが入ってきたら、価格や引き渡しの条件などを交渉します。
このステップでは、買い手とのコミュニケーション能力が問われます。
合意に至るまでの交渉プロセスは時間と労力を必要としますが、適切な価格と条件を確保するためには不可欠です。
契約書作成と署名
交渉が成立したら、次は契約書の作成に移ります。
ここでは、法律家のアドバイスを得ることが推奨されます。
契約書は、双方の権利と義務を詳細に定める法的文書であり、万が一のトラブルを防ぐためには欠かせません。
契約書が完成し、双方が合意すれば、署名に進みます。
引き渡し
契約が結ばれ、決済が完了したら、最後はウェブサイトの引き渡しです。
これには、ドメインの移転、サーバー情報の引き渡し、アカウント情報の移譲、その他の所有権の移転が含まれます。
引き渡しは複雑である場合が多いため、丁寧な説明と十分なサポートが必要となります。
これらがウェブサイト売買の基本的なステップとなります。

~M&A戦略~成功につながる5つのポイントと事...
企業買収や合併は、業界内での地位を強化し、市場拡大や新規事業の展開など様々なメリットがありますが、一方でM&A後の企業文化の違いや組織の整合性の問題、人材の流出などの課題も生じます。 こうした課題を解決するため…
ウェブサイト売却を成功に導く3つのステップ
売却が可能なウェブサイトか確認する
売却が可能なウェブサイトは、「自身が所有するウェブサイト」のみです。無料ブログサービスやオンラインショッピングモールの出店サイトなど、所有権が自分にない場合は、原則として売却できません。シェアを拡大している無料ブログの大部分は、利用規約でウェブサイトの売却を禁止しています。まずは、売却を検討しているウェブサイトの所有者が誰なのか確認しましょう。
買戻契約の有無を確認する
サイト売却後に問題が生じた場合、売買契約に買戻契約が含まれていると、売却したサイトを買い戻す必要があることがあります。
売り手側から見ると、これはリスクとなるため、買戻契約が設定されているかは必ず確認しましょう。設定されている場合は、その内容を確認し、適切な対応をとるようにしましょう。
売り手の責任範囲を確認する
サイト売却後に著作権侵害などの問題が発覚した場合を考慮して、買戻契約と一緒に売買契約には売り手の責任範囲が設定されることがあります。
このような条項はリスクとなりうるため、契約内容については十分にチェックするようにしましょう。

【保存版】M&Aは個人でもできる!?個人M&...
近年個人で会社を買う「個人M&A」が増えています。 少額で会社を買えるマッチングサイトの普及に伴い、500万円程度用意できれば個人M&Aが可能になっています。 しかし、一口に会社を買うと言っても、一連…
実際のサイト売却事例3選
芸能系エンタメサイトの事例
テレビ番組情報、時事系コンテンツなどを扱った芸能エンタメサイトのサイト売却事例です。開設から1ヶ月後にGoogleアドセンスを取得しています。
少ないリソースながらも運営、売上、記事の幅の広さなどさまざまな案件に利用できそうな点が評価されて成約に至りました。160万円で成約となりました。
僧侶の派遣サービス業
法事抱擁、葬儀の依頼に応じて僧侶を派遣するサービスの売却事例です。
買い手側企業のシナジー効果が期待されたことや、今後リリース予定のサービスであったことが買収の決め手とされ、売却価格500万円で成約しました。
シナジー効果についてはこちらのページで詳しく説明しているので、是非参考にしてみてください。
https://ma-navigator.com/glossaries/synergy
雑学・季節ネタ・生活関連テーマを中心とした情報サイト
雑学・季節ネタ・生活関連テーマの記事が掲載されている情報サイトの売却事例です。
放置していても安定してアクセスが見込めることや記事内に設置したアフィリエイトリンクからの収益が見込めることがアピールポイントでした。
買い手がサイトのドメインに魅力を感じたことや、カテゴリが扱いやすいジャンルであったことが決め手となり、100万円での成約となりました。
ウェブサイト売買で考慮すべき法的側面
1.ドメイン・サーバー情報やSNSアカウントなど、譲渡対象を整理する
ウェブサイトの売買には、HTMLコードやウェブサイトのデザインテンプレート、ロゴマークなど、サイト運営に必要なすべての要素を譲渡する必要があります。運営に必要な要素を適切にまとめ、買い手がすぐに運用できる状態にすることが大切です。
2.著作権を侵害する可能性のあるものや無断転載、外注先からの納品物の権利を確認する
写真やイラスト、特定の言葉や図表などのコンテンツが著作権を侵害していないことを確認することが必須です。
他のウェブサイトから無断で転載されたものがある場合、ウェブサイトの購入者が著作権侵害を理由に訴えられる可能性があります。自分で作成したコンテンツだけでなく、外注したコンテンツや第三者が著作権を保有している部分についても、権利保有者から許諾を得ているかを確認することが必要です。
ウェブサイトの価値を最大化するためのヒント
収益や費用、PV/UU、記事数等をまとめる
ウェブサイトの収益や開発・運営費用、PV(ページビュー)/UU(ユニークユーザー)、記事数などの情報をまとめると、買い手が評価しやすくなります。整理しておくと良い情報は以下の通りです。
整理しておくと良い情報
- 月間売上
- 運営スタッフとその役割
- ウェブサイトへの流入経路
- 月間経費(広告費、人件費、サーバー代等)
- 月間公開ページ数、PV、UU、CV(コンバージョン)、CV単価
※ECサイトを売却する場合は、以下の情報もまとめておくと良いでしょう。
- LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)
- 仕入れ先
- 商品別の原価
- 商品別の売上高
- 在庫数とその保管場所・状態
M&Aナビでウェブサイト売買を行うメリット
M&Aナビはサイト売買を考えるあなたに最適なプラットフォームと言えるでしょう。以下にその主な理由を説明します。
1. 売り手手数料無料
M&Aナビでは売り手が支払う手数料は完全無料です。こうした利用料の節約は、あなたの収益を最大化するための重要な要素となります。
2. 多数の登録企業
買い手となりうる企業が数多く登録されています。これにより、あなたのウェブサイトに適した買い手を見つけやすくなります。
3. 短期間で成約可能
M&Aナビはその効率的なマッチングシステムにより、成約までの期間が短いことが特徴です。これはあなたがウェブサイトを迅速に売却したいと考えている場合に特に有利となります。
これらのメリットをふまえて、あなたのウェブサイト売買をM&Aナビで行うことを強くお勧めします。
ウェブサイトを高額で売却する方法のまとめ
近年、日本ではM&Aが盛んになっており、ウェブサイトの売買も例外ではありません。
ウェブサイトの売買を検討している場合、早めに準備を始めることが重要です。すぐに売買を行うつもりがなくても、早めに情報を収集しておくことは決して損にはならないでしょう。
M&Aナビは、売り手・買い手ともにM&Aに関連する手数料などを完全無料でご利用いただけます。数多くの企業が買い手候補として登録されており、成約までの期間も短いのが特徴です。ぜひご利用ください。
関連記事

【保存版】M&Aは個人でもできる!?個人M&Aの流れとメリット・デメリットを徹底解説!
近年個人で会社を買う「個人M&A」が増えています。 少額で会社を買えるマッチングサイトの普及に伴い、500万円程度用意できれば個人M&Aが可

【保存版】M&Aを大成功させるには?会社売却・事業承継に欠かせない基礎知識を徹底解説
一昔前と比べると、M&Aという言葉について耳にする機会も増えてきました。 以前は、大手企業やファンドなどによる敵対的買収のイメージが先行し、あまり良い

【相談先20選】会社を売却するときは誰に相談すればいい?M&Aは初動が大切です
「会社の売却を考え始めたとき、まず誰に相談すればわからなかった」という話をよくお聞きします。 社員は言うまでもなく、取引先や銀行などにも軽々しく相談できません。

M&A・会社買収における注意点・リスクについて徹底解説
M&Aで会社や事業を買収するときの煩雑な業務は、買手にとって非常に大きな負担です。 長い手続きの中では、買収検討時には思いもしなかった課題が見つかること
新着買収案件の情報を受けとる
M&Aナビによる厳選された買収案件をいち早くお届けいたします。