パーソナルジムのM&A!更なる事業の成長へ売り手様・買い手様のそれぞれの挑戦

2024年04月17日

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東京と沖縄の2拠点でパーソナルジム事業を展開する相原様は、沖縄での事業拡大に集中するためにM&Aによる譲渡を検討。同じくパーソナルトレーニングジムを運営する株式会社GASYに事業譲渡の形で新宿店を譲渡されました。

今回のM&Aについて、売り手と買い手の双方からM&Aの経緯や今後の事業展開についてお話を伺いました。

 譲渡企業譲受企業
社名REMパーソナルジム株式会社GASY
会社HPhttps://rem-personalgym.jp/https://gasy.jp/
業種ジムウェブ広告代理店、ジム
拠点東京・沖縄東京
M&Aの背景事業の選択と集中事業の拡大、新規出店

売り手側:REMパーソナルジム 相原様

相原様は、女性専門のパーソナルジムである、REMパーソナルジム 新宿店を譲渡されました。
今回譲渡された新宿店の事業の立ち上げや譲渡の背景、相原様の今後の展望について伺いました。

初めての店舗として新宿店をオープン

相原様がREMパーソナルジムを立ち上げられたのは、2020年12月頃でした。

「フリーランスでトレーナーとして活動しており、一定程度お客様がついてきていたことから店舗を持てればお客様にもメリットがあるのではないかということで、初めての店舗としてREMパーソナルジムを立ち上げました。

REMパーソナルジムは、痩せる・ダイエットするだけでなく トレーニング×ピラティス を用いた手法により、程よく筋肉をつけキレイな砂時計型のボディラインを作り出す女性専用のパーソナルジムです。

これまで経験してきた数多くのセッションや整体の国家資格を活かし、女性の身体作りに特化したプログラムを提供してきました。」

パーソナルトレーナーとして活動していたころのお客様はいたものの、店舗の立ち上げ当初は、集客面で苦労をされたとのことです。

「既存のお客様に加えて新規のお客様を獲得していかなければいけないため苦労はありました。

ポスティングやSNSでの告知・DMなどかなり地道な集客活動を行っていきました。時には1人で夜遅くまで作業をすることもあり苦労した時期がありましたね。」

地道な集客活動が実を結び徐々に軌道に乗り始めます。
新宿店の事業活動で自信を得た相原様は、もともと地方での事業展開をしていきたいと考えており、さらに昔から好きだった沖縄の地での事業展開を決意されました。

沖縄の拠点に集中するため新宿店の譲渡を検討

こうして東京と沖縄の2拠点での事業運営をされてきましたが、新宿店の譲渡を検討し始めました。

東京と沖縄の2拠点の事業展開をする中で、同時に管理することの難しさを感じ始めていました。また、新宿店は小さいテナントだったので、ある程度の軌道に乗ったタイミングから、これ売上を伸ばしていくことに限界があると感じていました。」

そういった背景があり、沖縄での事業展開に集中するために新宿店の譲渡を前提に相手探しを開始します。

M&Aナビに登録して一歩踏み出しましょう

プラットフォームでの相手探し、交渉のスムーズさやタイミングの良さが決め手

初めてのM&Aだった相原様ですが、相手探しや交渉まですべてご自身で進められたといいます。

「M&Aは初めてでしたが、自分でウェブで調べたり知人や税理士からのアドバイスをもらいながら進めていきました。

相手探しをする中で一番の選定条件は、譲渡後に事業を成長させてくれるかどうかでした。また、もちろん金額の部分も重視したポイントでした。」

そんな中でスタートしたお相手探し。いくつかのプラットフォームを活用しながら、結果的にM&AナビでGASY社への譲渡を決められました。

「相手探しはすべてプラットフォームを利用して進めました。複数のサービスに同時に登録して、問い合わせを待つような体制を取っていたところ、30~40件ほどの反響を得ることができ、その中からM&Aナビで反響のあったGASY社と具体的な交渉を進めることとなりました。

GASY社との交渉では、初期段階から譲受をかなり前向きに検討いただいていたことが非常に良かったです。」

「最終的に譲渡を決めた理由としては、同じ業態のパーソナルトレーニングジム事業を運営していたことが大きかったです。GASY社と交渉をする中で今後も事業を成長させていただけることを感じることができました。

今回の譲渡では、沖縄店への集中を考えるとできるだけ早いタイミングで譲渡をすすめたいと考えていたので、スムーズに交渉を進めていただいたことも決めての一つになりましたね。」

憧れていた沖縄の地でのさらなる事業拡大を目指す

新宿店の譲渡を機に、沖縄店への集中をすることができるようになった相原様。沖縄での更なる事業展開を進めていかれる方針だそうです。

「新宿店を譲渡して、沖縄1拠点となり事業に集中することができています。

新宿店の立ち上げや、沖縄店での立ち上げで得た経験を生かして沖縄エリアでの事業の拡大をしていきたいと考えています。これまで培ってきた知見やレッスンの経験をもとに、女性専用のパーソナルジムをさらに展開していきたいですね。」

相原様とREMパーソナルジムの今後の更なるご発展を、M&Aナビ一同心より応援いたしております!

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買い手側:株式会社GASY 吉田様

今回相原様より事業を譲受をされた株式会社GASYの吉田社長に、譲受の背景や今後の展望についてお話を伺いました。

過去に新規事業としてパーソナルトレーニングジムをM&Aにより立ち上げ

株式会社GASYを2020年に立ち上げられた吉田様。中心として展開してきたウェブ広告の代理店事業が軌道に乗ったことから、新しい事業の立ち上げを検討されていました。

そんな中、吉田様が学生時代に感じられていたサービス業への思いやボディメイクへの思いからパーソナルトレーニングジムの立ち上げを考えられたそうです。

「学生時代にアルバイトとして結婚式場や寿司屋さんを経験してきて、誰かにおもてなしをして喜んでもらえるようなサービス業がすごく楽しいなという思いを持っていました。

ただ、会社経営をしてみたいという思いを強く持っていたので、就活のタイミングではサービス業ではなく当時新興企業が勢いがあったIT・ウェブ業界を選択。その後、同じくウェブ業界で起業して、GASYを立ち上げました。

GASYではウェブ広告の代理店事業を中心に展開してきましたが、1~2年目がかなりうまく事業を展開することができたんです。ある程度軌道に乗り、従業員に任せられるようになってきたので新しい事業を始めたいと考えていて、元々やりたいと考えていたTo Cのサービス業を展開しようとなったんです。

1件目のパーソナルトレーニングジムをM&Aで買収したのですが、サービス業であることのほかに、広告の代理店事業の本社からかなり近い案件がたまたま売りに出ていたことや私自身が身体を鍛えることが好きだったことがきっかけでした。」

苦労がありながら1店舗目が軌道に乗り始める

1件目のM&Aでは苦労もあったといいますが、当初想定をしていた通りのスムーズさで黒字化を果たすことに成功したと話されています。

1件目にM&Aした際は、初めてのM&Aだったことや当事者同士での交渉だったことから難しい面がありました。特に契約面では苦労をしましたね。契約の内容に含めるべき内容を含めていなかったようなことがあって、リーガルチェックを経て最終交渉の段階で交渉が難航しました。

買収後の事業の立ち上げでは、特にマーケティングの部分で苦労をしましたね。
新しい事業領域だったので、最初は大手パーソナルトレーニングジムの集客方法を分析して真似をしていたんですが、うまくいかない日が続きました。」

立ち上げの苦労を乗り越えられたのには、熱意と本業の利益があったからだと吉田様は言います。
「普通の会社なら事業撤退の判断がされるような状態になったこともありましたが、自分自身が身体を鍛えることが好きだという情熱があったので、最後までやり切ることができたと思っています。

正直苦しい時期もありましたが、超高級パーソナルジムに通っていると思って乗り切りました。(笑)

後は、本業のウェブ広告事業がかなりうまくいっていたのも大きかったと思います。事業の立ち上げのタイミングで集客施策に間口を広げて仮説検証を行うことができました。それができたのは、本業がうまくいっていたからこそだったと思います。また、ウェブ広告事業の運営は従業員に任せられる体制になっていたので、私自身は新規事業の立ち上げにかなり時間を使うことがでたのも大きかったです。」

M&Aナビに登録して一歩踏み出しましょう

今回で4件目のM&A、店舗展開として同業種のM&Aを検討

1件目のM&Aを経てパーソナルトレーニングジムの立ち上げの勘所をつかんだ吉田様は、複数のM&Aを経て今回4件目のM&Aの成約に至りました。

「1件目のM&Aを経て、事業拡大をしていくには、自分たちで0から立ち上げるよりも、すでに運営されている事業をM&Aで譲受してから自社のノウハウを使って成長させる方がスピード感を持って進められることがわかりました。

M&Aで検討する案件の条件としては大きく3つあって、①ターミナル駅周辺にあること②駅から近い距離に位置している物件であること③ブースを2つ作ることができること、です。
条件に当てはまる案件があれば交渉できるように、M&Aナビも含めて3つほどのマッチングプラットフォームに登録して日々案件を見ていました。」

そんな中、M&Aナビで今回買収に至った案件に出会います。

「パーソナルトレーニングジム案件の多くは、居抜譲渡ですが、今回の案件ははじめは従業員の方も引き継いでいただける前提だったので、買収後すぐに売上を作ることができると思いました。

結局、従業員の方の引き継ぎはできなかったんですが、内装・機材や既存のお客様を引き継ぐことができたので買収後すぐに立ち上げることができています。

M&Aを活用し100店舗の展開を目標に拡大を目指す!

首都圏を中心に店舗展開を行うGASY社ですが、足元では10店舗の展開を目指しながら将来的には100店舗への展開を目標にされているとのことです。

「今回の買収で4店舗目になりましたが、足元では10店舗の展開をするように今動いています。黒字化のノウハウはあるとはいっても、多少なりとも時間はかかるので、10店舗出店してしっかり集客・マーケティングをやりこんだ後に、さらなる拡大をしていこうと思っています。

本業の利益を投資しながらにはなりますが、将来的には100店舗ぐらいに展開ができるといいなと思ってますね。」

店舗展開と同時に新しいチャレンジもしていくとお話いただきました。

「まずやりたいことは、いろいろな店舗でパーソナルトレーニングを受けられるような仕組みを作っていきたいと考えています。秋葉原店でも新宿店でもパーソナルトレーニングを受けられるような仕組みですね。

引っ越しをしても継続して契約してもらえるような仕組みにすることで付加価値にできると思っています。普通のジムだとどの店舗でも利用できるような業態はあるけど、パーソナルトレーニングジムだとあまり例はない。ずっと継続して利用してもらえるようにすることでGASYを使ってもらえるようにしたいなと考えています。そのためにも店舗を増やしていきたいですね。」

「もう1つは、トレーニングに付属する事業としてプロテインの販売事業も考えています。既に契約してもらっている会員の方からもニーズはあるし、EC販売を始められれば本業とのシナジーも生み出せると思います。

うまく進めながらお客さんに対して価値を感じていただけるような事業展開をしてきたいですね。」

引き続きM&Aによる店舗展開を構想に入れられている吉田様。
M&Aナビは、非常に使いやすいので今後も使いたいと好評をいただきました。

吉田様とパーソナルトレーニングジムGASYの今後のさらなるご発展をM&Aナビ一同心より応援しております!

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