中小企業のM&Aが増加している理由|背景について解説
中小企業の経営者の皆さん、最近M&Aが増加しているという話を耳にすることが多いのではないでしょうか。
しかし、なぜそのような傾向が見られるのか、具体的な理由を知りたいと思っていませんか?
この記事では、中小企業のM&A増加の背景を詳しく解説し、あなたの疑問を解消します。
M&Aが増加している背景を理解し、自社の将来に対する具体的なビジョンを描くことができます。
これにより、M&Aを進める際の不安や疑問点を解消できるでしょう。
記事だけでは解決できない不安や疑問は、経験豊富なアドバイザーがご相談を承っております。
M&Aが増加している3つの理由
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(1)経営者の高齢化

(出典:「中小企業白書2018年版」中小企業庁)
一つ目の理由は、経営者が高齢になったことです。
この20年で、経営者のボリュームゾーンは約20歳高齢化しました。
当然ある程度の年齢になってくると次の世代に会社を承継する必要が出てきます。
その結果として、M&Aの件数も増加している形になっています。
(2)経営者の後継者不足
次に挙げられる理由としては、後継者がいないことです。
経営者の多くは、できれば子供を始めとした近い存在の人間に会社を継がせたいと思っています。
しかしながら、“子供がいない”“子供が大企業に勤めており継がない”などの理由で、思ったように承継できないケースが増えています。
ある調査では、全国で3社に2社(66.5%)は後継者がいないという結果も出ており、経営者にとっては深刻な問題です。
そして、後継者がいない場合の選択肢として、M&Aによる第三者承継を取る経営者が増えているのです。
(3)労働人口の減少
さらに、日本における人口減少も大きな理由の1つです。
2005年に1億2729万人だった日本の人口は減少を続けており、2060年には8647万人まで減ると言われています。
それに伴い労働人口の現象も著しくどの企業も人材不足に頭を抱えています。
また、テクノロジーの進化やグローバル化やインバウンドの影響など、これまでとは違ったスキルや知見を持った人が必要になってきました。
そのため、多様な人材を確保する手段としてもM&Aが活用されてきました。
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M&Aは事業承継における有力な選択肢
以上のとおり、中小企業のM&Aは一般化してきています。
経営者が引退した後も自分の会社を存続させるために、M&Aは有力な選択肢になりました。
これまで、M&Aで会社を譲渡することは「身売り」と言われ敬遠されてきました。
ところが、このようにM&Aが増加し一般化したことで、譲渡企業側の経営者の精神的な拒絶感は薄らいできました。
当然、良い会社を譲り受ければ買収側のメリットも大きいですし、M&Aによってさらに会社の事業が成長すれば、既存の従業員にとってもプラスになるはずです。
事業承継を考えている経営者の方は、この機会に経営戦略の1つとしてM&Aを検討してみてはいかがでしょうか。
最後に
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株式会社M&Aナビ 代表取締役社長。
大手ソフトウェアベンダー、M&Aナビの前身となるM&A仲介会社を経て2021年2月より現職。後継者不在による黒字廃業ゼロを目指し、全国の金融機関 を中心にM&A支援機関と提携しながら後継者不在問題の解決に取り組む。著書に『中小企業向け 会社を守る事業承継(アルク)』
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