岡山県のM&A・事業承継を解説。会社売却事例も含めてご紹介

2022年03月13日

岡山県は瀬戸内海に面しており、瀬戸大橋で四国の香川県へと渡れる利便性の高い立地が魅力のエリアです。県の面積の大部分は田園地帯で、古城や美術館が立ち並ぶ情緒あふれる情景とともに、桃太郎で有名なきびだんごでもその名を馳せる地域になっています。

産業も盛んで全体的に好調のように見えますが、その裏では後継者不足率が高いという問題も抱えている岡山県。
そうした背景を踏まえて実際におこなわれたM&Aの事例や産業の特徴などをご説明していきます。

岡山県の産業の特徴

岡山県は西日本でも有数の工業地域で、製造品の出荷額で見ると中四国・九州エリアで、2004年から6年連続の首位を取っています。
ものづくり技術では世界トップレベルを誇る企業も軒を連ねているだけでなく、農水産分野でも収穫量や生産量は日本全国で上位を占める特産品も揃うなど、産業が盛んなエリアと言えるでしょう。

ここでは、岡山県の代表的な産業について紹介します。

マスカットをはじめとする全国有数の農業生産地

岡山県の農業における産出額は近年横ばい状態であるものの、米や鶏、野菜、くだものといった品目が多く生産されています。
中でもくだものは白桃やマスカット、ピオーネが全国有数の産地として名高いことも特徴です。

一方で、農業に携わってきた人たちの高齢化が進み、後継者や新たな担い手が不足していることから、この先の状況はとても厳しくなると予想されています。

日本でも指折りの鉄鋼生産拠点

広島県倉敷市にある水島地区は、国内でも有数の鉄鋼生産拠点です。

このエリアには、東京製鐵岡山工場やJFEスチール西日本製鉄所倉敷地区が軒を連ねており、海外への輸出も盛んにおこなわれています。日本全国47都道府県における岡山県の鉄鋼生産シェアは5.9%です。

三菱自動車をはじめとする自動車関連が豊富

日本有数の国産車メーカー、三菱自動車工業の組立工場である水島製作所を筆頭に、 自動車関連企業や自動車の部品メーカーは多いことが特徴です。

2008年の製造品出荷額などにおける自動車・同附 属品製造業の全国シェアで見ると、岡山県は2.1%となっています。2009年にはこの水島製作所で生産している電気自動車を正式に発売したこともあり、県内にある関連企業を総動員して電気自動車の開発や生産を進めています。

舶用工業製品で高いシェアを誇る造船業

岡山県には大規模な造船所が拠点を構えています。代表的な企業は、三井造船玉野事業所やサノヤス・ヒシノ明昌水島製造所です。全国で見た岡山県の製造品出荷額などにおける造船・舶用工業のシェアは7.0%となっています(2009年)。
船体そのものではなく、もっと幅広い舶用工業製品(ディーゼルエンジンをはじめとする舶用内燃機関、舶用プロペラなど)の生産においても高いシェアを持った企業が多数軒を連ねていることも特徴です。

岡山県のM&Aの特徴

岡山県の産業でもっとも後継者不在の問題が顕著なのが建設業です。こうした特徴と合わせて、岡山県のM&Aに関する情報を見ていきましょう。

岡山県では建設業の後継者不足が深刻化

全国的に見て後継者不在率が高い業種として建設業が挙がるのですが、これは岡山県も例外ではなく、県内で業種別に見た後継者不在率ではトップです。
帝国データバンクの調べによると建設業の後継者不在率が全国では70.6%の中、岡山県も68.8%となっていることからその深刻さが伺えます。

業種を問わず、トータルで見た後継者不在率は2017年度の62.5%から徐々に緩和されて、2019年度には61.8%となっており、これは日本全国ランキングでいくと29位なので優秀だと判断できる結果かもしれません。

一方で、県内にある6割の企業で後継者がいない状況であることには変わりないため、これ以上の悪化を食い止める必要があります。

岡山県で実際におこなわれたM&A

岡山県でのM&Aの事例について見ていきましょう。

雪国まいたけが三蔵農林を子会社化に

新潟県南魚沼市に拠点を構え、マイタケやエリンギなどのきのこ類の生産・販売を手がけている雪国まいたけは2019年、岡山県瀬戸内市に本社をおく有限会社三蔵農林の全株式を取得したことで連結子会社化しました。

きのこ栽培に必要な堆肥製造、つまり土作りから一貫して生産するスタイルをもつ有限会社三蔵農林のノウハウや高い生産能力を生かして、自社ラインナップを拡充かつ安定させることが狙いです。

まとめ

今回は、岡山県のM&Aの特徴、岡山県のおもな産業についてご紹介しました。岡山県ならではの特徴を感じていただけたでしょうか?

岡山県は、瀬戸内海と陸地の交通において要所です。田園地帯や古城、美術館の他、桃太郎で有名なきびだんごでも有名な地域です。
自動車や造船といった鉄鋼系が多く、これらの産業によって岡山県を引っ張り続けています。一方で、こうした企業に関係する多くの中小企業では、高齢化や後継者不足が悩みの種となっていることは事実です。

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