愛媛県のM&A・事業承継を解説。後継者不足を解消する会社売却事例もご紹介します

2024年06月04日

本記事では、愛媛県でのM&Aについて解説します。

愛媛県は松山城や日本最古の温泉の1つと言われる道後温泉を有し、四国の北西部だけでなく瀬戸内海にある島々で構成されています。
愛媛県今治市から瀬戸内海に浮かぶ離島を経由しながら広島県尾道市までを結ぶ「しまなみ街道」が1999年に開通したことで、本島からのアクセスが向上したことは記憶に新しいことでしょう。

一方で、観光資源や特産品による産業が盛んとはいえ、伝統産業や家族経営によって承継されてきた技術が多いことから、少子高齢化の影響を受けて事業承継問題が深刻化しているという側面も持ち合わせているのです。

この記事ではこうした問題を解決する1つの方法として、M&Aを紹介しています。
下記では、愛媛県の産業の特徴や実際に成約したM&Aの事例を踏まえて、詳しく説明していきます。

この記事を通じて、愛媛県でのM&Aの可能性と具体的な事例を理解することで、あなたの会社の未来に新たな選択肢を見つけることができるでしょう。
事業の継続と発展のために、M&Aは有力な手段となり得ます。

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愛媛県の産業の特徴

愛媛県の経済は全国と比較すると、農業や林業をはじめとした第一次産業と、鉱業や製造業などの第二次産業のウエイトが高い傾向にあります。
対して、それ以外の第三次産業に分類される産業のウエイトは低いことが特徴です。

愛媛県は大きく分けて東予・中予・南予という3つのエリアで区分され、それぞれ産業が異なっています。地域別の特徴を見ていきましょう。

農業などの第一次産業が活発な愛媛県南予地区

八幡浜市・大洲市・西予市・宇和島市を含む南予地区では、みかんや養殖真珠、養殖魚をはじめとした第一次産業が高いウエイトを占めています。

「愛媛といえば」で連想されるみかんをはじめとした柑橘類の生産量は、令和4年5月18日に公表されたデータによると、2021年で127,800トンとなっており、これは全国2位、国内シェアは約17%にのぼります。

製造業の第二次産業が活発な愛媛県東予地区

今治市・西条市・新居浜市・四国中央市を含む東予地区は、今治タオルや桜井漆器、菊間瓦の製造をはじめとした第二次産業が高いウエイトを占めています。
中でも今治地区におけるタオルの生産量は約11,000トンとなっており、これは国内に流通している国産タオルシェアの約50%以上となっています。
1991年にはバブルも手伝ってピークの50,456トンの生産量を誇りました。
一時は安価な輸入品などの影響で落ち込んだものの、今治タオルをブランド化したことでその品質が広く認知されるようになり、現在の生産量は11,000トン前後を推移しています。

観光や教育などの第三次産業が活発な愛媛県中予地区

松山市・伊予市・東温市を含む中予地区では、観光や教育、金属加工や食品メーカーをはじめとした第三次産業が高いウエイトを占めています。
日本最古の温泉と呼ばれる道後温泉は観光地としてその名を知られており、1999年には約147万人が来場していました。
現在も道後温泉本館周辺で「道後オンセナート」と呼ばれる現代アートイベントの開催や無料の足湯設置、そして2017年に営業をスタートした道後温泉別館飛鳥乃湯泉の影響もあり、一時は105万人にまで落ち込んだ来場者が110万人前後まで回復しています。

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愛媛県のM&Aの特徴

地域ごとに産業の特徴があるように、M&Aにもエリアによって違いがあります。
ここからは、愛媛県のM&Aに関する特徴を見ていきます。

愛媛県では後継者不足が年々深刻化

愛媛では、年々後継者不足が深刻化しています。
実際に帝国データバンクが2021年の12月に公表している調査結果によると、愛媛県の2021年の後継者不在率は62.4%となっており、全国平均の61.5%をう回っています。四国4県の中では最も高い数字です。
愛媛県に存在する企業のうち6割が後継者不足に陥っているという現実は、数年後に大きな打撃となって返ってくることは想像に難くありません。

国内最大手の造船業がM&Aによって地盤を固める

愛媛では、造船業を中心にM&Aの動きが進んでいます。
古いデータにはなりますが、内閣府・経済社会総合研究所「地方M&A動向」によると、2018年度の愛媛県トータルM&A件数は20件で、東京都の2,718件と比較するとその少なさは一目瞭然です。
しかし、防戦一方で買収対象とされているわけでもありません。業務提携という形でさらなる成長戦略に動いている企業もあります。
愛媛の業務提携の代表的な例が、国内造船業でトップの今治造船が第2位のジャパンマリンユナイテッドと業務提携したM&Aです。
この業務提携によって、今治造船が国内シェアの半分を握ることになり、海外の競合企業と肩を並べるという姿勢を鮮明にしました。

愛媛県で実際におこなわれたM&Aの事例

ここからは、愛媛県でのM&A事例を紹介します。

ソラスト(介護大手)が愛媛のベストケアをM&Aで買収

東京都に本社を置く「ソラスト」は、医療関連の受託や介護・保険事業を手がける大手企業です。
同社は2017年に、愛媛県松山市の同業者「ベストケア」を約33億円で買収しました。
1999年に設立されたベストケアの売上高は2016年で約29億円となっており、愛媛県内だけでなく関東や関西エリアにも進出し、デイサービスをはじめとした事業所を合計35ヶ所に展開していた企業です。
M&Aに踏み切った当時のソラストは、目標として「数年以内に介護事業における売上を300億円まで伸ばす」を掲げており、これを実現させるための施策の1つが今回のM&Aです。

ウエルシアHD(ドラッグストア)が愛媛の調剤薬局2社をM&Aで買収

全国にドラッグストアを展開する、イオン株式会社の子会社であるウエルシアホールディングスが、2020年の7月に愛媛県にある調剤薬局2社を買収しました。

買収されたのはネオファルマーと、サミットです。
ネオファルマーは愛媛県を拠点に10店舗、サミットは3店舗を展開する企業でした(株式取得額非公開)。

ウエルシアホールディングスは、同年3月にも高知県で24店舗を展開していたドラッグストア「よどや」の株式50.1%取得を足がかりに四国へと進出しており、この調剤薬局2社の買収によってさらに店舗を拡大して四国での存在感を増していく狙いがあります。

ウエルシアホールディングスは、積極的に全国の地方企業を買収しており、着実に店舗を拡充中です。

愛媛県のM&Aまとめ

今回は、愛媛県のM&Aの特徴、愛媛県のおもな産業についてご紹介しました。
愛媛県ならではの特徴を感じていただけたでしょうか?

愛媛県は瀬戸内海に面していて気候も良く、みかんや今治タオルなどの特産品を有しながらも道後温泉や松山城など歴史ある観光スポットもあり、造船業で国内トップシェアを誇る企業まで揃う魅力的なエリアです。

愛媛県の会社を売却しようと検討している方は、ぜひM&Aナビをご活用ください。

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