神奈川のM&A・事業承継を解説。会社売却事例も含めてご紹介

2022年03月20日


この記事では、全国4位の県内総生産額を誇る神奈川県のM&A・事業承継について、会社売却事例も含めてご紹介します。

神奈川のM&Aの特徴

神奈川は、全国的に見てM&A・事業承継の金額と件数がトップクラスです。

M&Aの仲介会社レコフによれば、神奈川県における2018年のトータルのM&A件数は195件でした。
この件数は、関東地方の千葉県の67件や埼玉県の75件と比べても、非常に多い件数です。

195件の中で、神奈川県内の会社が売手・買手になったM&A案件は15件、売手が神奈川県外で買手が神奈川県内のM&A案件は63件(この中の20件が海外)です。

また、売手が神奈川県内で買手が神奈川県外のM&A案件は117件(この中の5件は海外)になっています。

神奈川はもともと規模の大きな会社が多く、また全国トップのM&A・事業承継の金額と件数を誇る東京の企業と多くの取引があります。

そのため、M&Aの機会も多くなっています。

全国的に見ても、神奈川のM&A・事業承継の金額と件数は高い水準です。

帝国データバンクの「神奈川県『休廃業・解散動向調査』」(2019年)によれば、神奈川県の解散・休廃業の件数は倒産件数の2倍になっています。

このデータは、事業継続が難しくなって会社を経営できなくなったケースよりも、後継者不足問題により会社を経営できなくなったケースが多いことを示しています。

神奈川では、後継者不足を改善するために、公的機関・金融機関・民間の会社などが協力して事業承継に注力しています。

神奈川の特産地域における事業

神奈川県は第3次産業の卸売やサービス業、小売業などに従事する人が多く、年々この比率は高くなっています。

平成27年の総務省の国勢調査結果によれば、第3次産業で仕事をする人は神奈川県民全体の約76%でした。

中でも、最も仕事をする人が多い産業は、卸売業・小売業の約15%です。ついで製造業の約14%、医療、福祉の約10.7%の順になっています。

神奈川県の平成26年の商業事業所数と従業者数も全国第4位です。このことから、第3次産業のサービス業などは盛んであることがわかります。

また、神奈川県は工業も盛んで、平成30年の製造品出荷額は全国第2位の17兆9,564億円にも及ぶほど。

輸送機器のトラックや自動車、化学製品など、いろいろな製品が造られています。

また、鉄鋼や石油コンビナート、自動車などの工場が、横浜市や川崎市の埋立地がメインの京浜工業地帯にあります。

工業が盛んな背景としては、横浜港が近くにあり、船舶で工業製品を輸出するために便利な立地であることも挙げられるでしょう。

神奈川県の主な会社

神奈川県には会社が多くあり、2019年時点で上場会社数は176社で、全国で第4位です。

全国の上場会社数は2019年時点で3,797社であるため、上場会社の約5%が神奈川県にあることになります。

神奈川県に拠点がある有名な会社としては日産自動車があり、積極的な横浜市の誘致活動によって、2009年には東京の本社を横浜のみなとみらい21地区に移しました。

また、エンジニアリング会社のグローバルカンパニーの日揮も神奈川県にあります。

日揮は2万件に及ぶプロジェクトを世界の80カ国以上で手がけおり、資源開発の石油などから医療などの分野まで幅広い事業をおこなっています。

金融関係では、預金額・総資産ともに地方銀行の中でトップの横浜銀行があります。

横浜銀行は設立してからの歴史が140年以上もある、日本で最も古い銀行の一つです。

神奈川の中小企業で実際に行われたM&A

ここでは、神奈川の中小企業で実際に行われたM&Aについてご紹介します。

食品加工業を名古屋のコンサルティング会社に売却

関東エリアで複数の飲食店を経営している企業が、事業拡大の目的で加工食品販売事業を神奈川県内で展開していました。

地道な努力でメディアに取り上げられるなど成長を遂げていましたが、本業の飲食業が忙しく注力できていませんでした。

愛着ある事業だけに、できれば撤退したくないと思っていたところ、M&Aナビを通じて事業売却ができることを知り、候補先を募集することに。

主に名古屋エリアでコンサルティング事業を手がける方が、実業に携わりたいという想いから買収オファーを出して無事に成約に至りました。

売却時の売上高は約5,000万円、売却価格は1,500万円でした。

ITサービスの開発会社を同業に売却

横浜市内に本社を置く従業員数4名の自社サービスの開発会社は、社長の高齢化を理由にM&Aナビを通じて売却先を探していました。

ほどなく東京本社の同業から買収の打診が届き、約2ヶ月でスムーズに売却に至りました。

まとめ

今回は、神奈川のM&Aの特徴、神奈川のおもな産業、中小企業のM&Aの事例などについてご紹介しました。
今回の記事で、神奈川ならではの特徴を感じていただけたでしょうか?

神奈川は、全国的に見ても、M&A・事業承継の金額と件数がトップクラスになっています。

神奈川県の会社を売却しようと検討している方は、ぜひM&Aナビをご活用ください。

M&Aナビは、売り手・買い手ともにM&Aにかかる手数料などを完全無料でご利用いただけます。買い手となりうる企業が数多く登録されており、成約までの期間が短いのも特徴です。ぜひご活用ください。

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