青森県のM&A・事業承継の特徴について解説します

2021年02月23日

「青森でやっている会社の後継者がいない」「青森の土地でM&Aをして事業を拡大できる見込みはあるのだろうか」と悩んでいませんか?

当記事では、これから青森で事業を拡大・存続させるために知っておきたい、産業やM&Aの特徴を解説します。実際におこなわれたM&Aの事例も紹介するので、ぜひ読み進めてみてください。

すでに青森で事業をしている方や、青森の地で事業を展開させたいと考えている経営者の方は必見です。

青森の産業の特徴

青森の産業の特徴として、2年連続でマイナス成長になっていることが挙げられます。この背景として、青森県の人口減少が要因としてあります。

青森県の人口は、平成27年10月1日現在で、1,308,265人(国勢調査確定値)となっています。日本全国で見ると31位のため、決して多い人口ではありません。少子高齢化の影響により、今後も人口減少が進むと予想できます。

平成29年度青森県県民経済計算によると、県内総生産は名目で4兆4,432億円、実質で4兆2,935億円となりました。実は、この数値は名目、実質とも2年連続のマイナス成長となっています。

青森の経済がマイナス成長になっている理由を以下で探ってみましょう。

第1次産業が伸び悩んでいる

青森県は農林水産業が豊富なイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。実際に、りんご・にんにく・ごぼうは日本一の生産量を誇ります。さらに、県が3つの海に囲まれており、数多くの魚が集まる漁場であることでも有名です。

しかし、第1次産業の県内総生産は前年より減少。原因は、野菜の卸売価格の低下やりんごの販売数が減少したことが挙げられます。青森を代表する産業でありながら、伸び悩んでいる実態が浮き彫りとなりました。

第1次産業が伸び悩んでいるとなれば、青森の産業は一体どこで支えられているのでしょうか。

第3次産業が青森を支えている

実は、青森の産業は第3次産業を中心に成り立っています。産業別の構成比を見ると、1次産業4.8%、2次産業22.2%、3次産業73.5%です。青森県の産業は、第3次産業を中心にして第2次産業も盛んであることがわかります。

県内総生産を全体で見るとマイナス成長になっていますが、第3次産業は前年比で微増しました。好調なのは、住宅賃貸業が増加した不動産業です。また、社会教育、自動車整備・機械整備業が増加し、それに付随したサービスが増加していることも特徴です。

伸びている第3次産業に注目すると、青森でのビジネスチャンスはまだ可能性を秘めていると言っても良いでしょう。

青森のM&Aの特徴

青森でM&Aを検討するにあたり、どのような特徴があるのかピックアップしてみました。解説した産業の特徴も踏まえてお伝えします。

農林水産物の加工品や電子部品製造も強み

2019年工業統計調査 青森県結果書の商業別製造業出荷額等の構成比を見ると、食料品が19.5%、電子部品・デバイス・電子回路が19.1%、非鉄金属が18.3%となっています。(参考:青森県庁)

この3業種で青森の全工業の半数以上を占めるため、食料品や電子部品を製造する事業所や従業員数も増えているのです。

たとえば、食料品ではどのようなものを製造しているかというと、サバなど水産物の缶詰や瓶詰めなどが挙げられます。豊富な水産資源を活かして加工品を製造するように、第1次産業と第2次産業を掛け合わせることが事業拡大のヒントになるかもしれません。

また、電子部品だと3W未満の小型モーターやコネクタの製造などが盛んです。全国でも出荷額1位となっており、優れた技術力の高さがうかがえます。

これまで培ってきた素晴らしい技術を途切れさせることのないよう、後継者や事業を承継してくれる会社を探すのがポイントとなるでしょう。

休廃業する事業者が多い

休廃業する業者が多いというのが、青森県の会社の特徴です。帝国データバンクの「全国『休廃業・解散』動向調査(2019 年)」によると、青森県の休廃業・解散率が全国6位となっています。2018年の調査より休廃業・解散率は悪化する結果となりました。

つまり、社長が高齢となり後継者が見つからなかったり、事業の先行きが見えずにやむなく廃業を選択したりしている可能性があります。また、青森県の人口が減ってきていることから、人手不足も要因の1つとなっているでしょう。

休廃業する事業者と事業を拡大したい事業者がうまくマッチングできると、存続の道も拓ける可能性があります。

東北地方の事業拡大に貢献できる

M&Aの事例を調べてみると、同業の企業が東北地方の事業基盤を開拓し、安定させるためにM&Aをおこなったケースが多く見られました。

これから自社で新規エリアを開拓して基盤を強化するより、すでにその土地で活動している企業から事業ノウハウや顧客を手に入れたほうが効率的だからです。

長い年月をかけて青森の地で地域密着経営をしてきたことが、譲渡先企業の事業拡大に貢献できる可能性があります。

後ろ向きな買収ではなく、お互いに協力し合える関係になることで事業の存続や拡大ができるメリットを得られるでしょう。

それでは、実際に青森でおこなわれたM&Aの事例を集めたので読み進めてみてください。

まとめ

今回は、青森県のM&Aの特徴、青森県のおもな産業についてご紹介しました。青森県ならではの特徴を感じていただけたでしょうか?

青森でM&Aを成功させるには、豊富な農作物や海産物と工業を掛け合わせたり、第3次産業に注目したりするところがポイントです。

廃業する事業者が多い現状もありますが、同業の会社や事業拡大を考えている会社と協力し合いながら存続させていくことも考えてみてください。

青森県の会社を売却しようと検討している方は、ぜひお気軽にM&Aナビにご相談くださいませ。M&Aナビは、厳選された案件のみを掲載している掲載成約率トップクラスのM&Aマッチングプラットフォームです。

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