秋田県のM&A・事業承継の特徴について解説します

2021年02月24日

「親族や従業員に事業承継しようと考えたが、うまくいかなかった」
「秋田でM&Aは実現できるのだろうか」
と、会社の将来を不安に思っている経営者もいるのではないでしょうか。

秋田でM&Aや事業承継を考えているなら、まずはその土地ならではの特徴について知り、把握しておかなくてはなりません。

本記事では、今後のM&A・事業承継に役立つ秋田県産業の特徴やM&Aのポイントを解説します。実際におこなわれたM&Aの事例もピックアップしましたので、自社の計画を立てる際にお役立てください。

秋田の産業の特徴

秋田県は東北地方にあり、日本海側に位置します。
山林と海に囲まれ、豊富な資源を有しているのが特徴です。

自然豊かな秋田県の総人口は、令和2年10月時点で952,005人となっており、1960年を境にして人口減に歯止めのかからない状況が続いています。

一方で、人口が少なくなっている問題を抱えながらも、秋田県の産業は好調です。

平成29年度秋田県県民経済計算によると、前年度と比較した経済成長率は名目で 3.9%も増加しています。なんと、秋田県の産業は全国の経済成長率より高い数値で推移しているのです。

それでは秋田県の産業が成長しているところは、どの部分なのか見てみましょう。

製造業が伸びている

平成29年度秋田県県民経済計算によると、秋田の第2次産業は伸びていることがわかります。

第2次産業全体で見ると前年より14.2%増加しました。経済活動別構成比(名目)を見ても、製造業が1番大きな割合を占める結果となっています。

前年より好調に推移している要因は、電子部品やはん用・生産用・業務用機械などの製造の増加が挙げられます。

電子部品や機械製造などを中心とした第2次産業が秋田の経済を支えているのです。

農業や卸売・小売業なども増加

国内全体を見ると第1次産業の減少は著しい現状がありますが、その中でも秋田県はプラス成長を遂げています。成長率の数値を見ると農業は前年比で2.6%も増加しました。

秋田といえば、「あきたこまち」や「ひとめぼれ」などのブランド米を複数生産している、国内でも有名な米の産地です。

農業人口は全国でもトップクラスであり、生産量が全国平均より多いのも特徴です。農業の生産量は、新潟、北海道に次ぐ全国第3位を誇ります。

また、第3次産業に属する卸売・小売業や教育、宿泊・飲食サービス業も増加しています。それぞれ3%前後の成長率となっているため、好調に推移している業種にも目を向けてみるのも大切です。

秋田のM&Aの特徴

秋田のM&Aの特徴を調べてみると、事業承継して会社を存続させたい社長が多いにもかかわらず、後継者は足りていない現状が見えてきました。

しかし、後継者がいないことを問題視していながらも、実際にM&Aを計画し実行している企業は少ないことも浮き彫りになっています。

それぞれ、どういうことなのかを以下で解説していくので読み進めてみてください。

事業承継して会社を存続させたい社長が多い

秋田経済研究所の「県内企業の事業承継に関するアンケート調査」によると、自身が社長を引退したあとに事業を継続させたいと回答した人が87.9%にも上りました。また、引退とともに廃業を選択する人は、わずか1.7%でした。

つまり、秋田県内に会社を構える経営者のほとんどが、事業を残したいと考えているのです。

また、引退後も事業を継続させたい理由の回答には、「従業員の生活を守るため」や「地域社会への貢献を果たすため」の項目が7割以上に。これからも従業員の生活を守りながら、地域社会へ貢献していきたい社長の想いを感じます。

とはいうものの、簡単には後継者となる人材が見つからないのも問題になっているようです。

後継者不足が深刻

東京商工リサーチ秋田支店がまとめた「2019年の後継者不在率調査」によると、後継者が決まっていない企業の割合は66.4%になっています。全国で見ると、秋田県は全国で3番目に後継者が不足しているのです。

もっとも後継者がいないのは、農林水産業・鉱業、ついで情報通信業、小売業です。
全10産業のうち9業種で不在率が6割を超えており、後継者不足の深刻さが浮き彫りとなりました。

したがって、秋田県では事業を承継したい社長が多いにもかかわらず、適切な後継者は見つかっていない現状がうかがえます。

実際に事業承継しようと思ったときに後継者がすぐに見つからず、企業の存続が危ぶまれる恐れもあります。社長が高齢になる前に事業承継やM&Aに向けてのアクションを起こすことが大切です。

事業承継問題は認識しているが行動している企業は少ない

実際のところ、問題を感じていながらも事業承継やM&Aに向けて行動している企業は少ないようです。

帝国データバンクの「【秋田県】事業承継に関する企業の意識調査(2020 年)」によると、73.6%の企業が事業承継を経営上の問題として認識しています。しかし、「事業承継計画を進めている」企業は 23.1%しかありません。

調査対象の中には、すでに事業承継の済んでいる企業が1割ほどありますが、それ以外の企業は計画があっても実行できていない、もしくは計画すらない状態です。

このように、多くの企業が問題を認識していても、実際に行動までしている企業はまだ少ないことがわかります。この結果から、買手にとっては秋田でのM&Aが大きなチャンスになるかもしれません。

社長の年齢が60代、70代と高くなるにつれて、しっかり計画して行動している企業が多くなります。現実的に事業承継やM&Aを考えて行動している売手を見つけることが、スムーズに成立させるポイントとなるのではないでしょうか。

それでは、秋田のM&Aの特徴をお伝えしたところで実際に行われた事例を紹介します。
自社でM&Aをするときのイメージを膨らませてみてください。

まとめ

今回は、秋田県のM&Aの特徴、秋田県のおもな産業についてご紹介しました。秋田県ならではの特徴を感じていただけたでしょうか?

秋田県の会社を売却しようと検討している方は、ぜひお気軽にM&Aナビにご相談くださいませ。M&Aナビは、厳選された案件のみを掲載している掲載成約率トップクラスのM&Aマッチングプラットフォームです。

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