医療・介護・福祉関連
公開日: 2024年9月5日
更新日: 2024年9月5日
【相模原市】障がい者グループホーム/黒字/女性棟/定員4名/
●事業内容
神奈川県相模原市に所在する当グループホームは、精神障がいを持つ女性を中心とした定員4名のグループホームです。少人数だからこそ利用者一人ひとりに対してきめ細やかな支援を提供しています。現在の稼働率は75%(3名入居/4名定員)ですが、それでも毎月の収益が黒字を維持しており、安定した収益基盤が確立されています。また、日常の運営は現場の職員が主体となっており、当社ではユニットの責任者が別ユニットと掛け持ちで管理しており、常時現場にいるわけではないですが、各スタッフが利用者のニーズをくみ取り自ら動いて日々の支援を行っています。
●財務的な状況
当グループホームは、安定した収益基盤を持つ施設です。2024年6月時点の実績では、3名の入居者(稼働率75%)で運営が行われており、以下の収支状況です。
売上: 約129万円前後
経費: 約111万円(管理職の人件費を除く)
管理職の人件費: 月約5万円(1週間8時間程度の業務)
営業利益: 約13万円(管理職の人件費を含む)
この状況でも、収支は黒字を維持しており、経費を適切に管理することで堅実な運営が続けられています。
さらに、現在、入居調整中の利用者が1名おり、これにより近い将来、満室となる見込みです。満室時(稼働率100%)には、以下の収支が想定されています。
想定売上: 約170万円前後
想定経費: 約120万円(管理職の人件費を除く)
管理職の人件費: 月約5万円
想定営業利益: 約45万円(管理職の人件費を含む)
満室となった場合には、収益が増加し、営業利益は約45万円に達する見込みです。
●利用者様の支援について
利用者様は自立した生活をすることができる方でして、近隣住民の方に大声を出したり、足音などでご迷惑をおかけするような方は入居しておりません。そのため、支援経験がないパート職員でも支援が可能な状況でごさいます。どちらかというと支援技術よりも、相手の事を理解して、相手が今何を望んでいるかなど、思いやりの心や相手の事に気付けることができる方であれば、勤務は可能と考えております。
●運営マニュアルについて
当社で作成をしました運営マニュアルや、グループホームの通常の業務以外に虐待防止委員会、感染症対策委員会、身体拘束適正化委員会など各種委員会業務がありますが、こちらのマニュアルなども合わせて提供可能ですので、グループホームの運営経験が少ない方でもいつ、何をするべきなのかなどをわかるような資料もご提供が可能でございます。
●今後の伸びしろについて
グループホームはいわゆる「箱モノ」ですので、入居者の上限が売上の上限になってきます。そのため、満室になってしまうと、良くも悪くもその売上で安定して変動がほとんどなくなってしまいます。そのため、運営が安定してくると2棟目のグループホームを考えていくことが必要となります。
今回のグループホームでは、現場にシフトで入る職員はフルで入っておりますが、ユニットの責任者は1日15分程度の現場職員とのやり取りで完結しており、当社では別のユニットの責任者を兼務しております。グループホームで重要なのは、1人の責任者で何ユニットまで管理できるかということで、1人の責任者が1ユニットしか管理できないグループホームですと、利益率が向上してくるのが難しい状況です。当ユニットでは責任者の管理業務のボリュームが大きくないため、現状も責任者は複数ユニットを管理しており、当ユニットは責任者の手離れがよいユニットと考えております。
今回当社では、選択と集中で今後男性の知的障がいの利用者様に力を入れていきたいと考えているため、精神障がいの女性専用である当ユニットの事業譲渡を行いたいと考えておりますが、女性の利用者様の支援を実施していきたいと考えていらっしゃる事業者様であれば、手前味噌で恐縮ですが、比較的取り組みやすいユニットではないかと考えております。
結論としては、このユニット単体ではグループホームの伸びしろはありませんが、グループホームの売上を伸ばしていくために重要な「責任者の複数ユニット管理」を当ユニットでは実現できているため、この後は買い手様のお考えや努力にもなってきますが、複数ユニットを展開する上での起点となるユニットになれると考えておりますので、その部分においてグループホームをこれから始めて伸ばしていきたい方にも、良い案件化と思いますし、すでに複数ユニットを展開されている方にも、管理業務の負担は小さいかと思いますので、取り組みやすい案件ではないかと考えております。